尾行の見破り方(ストーカー・探偵)
もちろん、そもそも尾行などされないようにするのが一番であることは言うまでもありませんが、万一自分が尾行されているかも、と感じたときの見破り方を伝授しましょう。
探偵は備考のプロです
ただし、初めに言っておきますが、単なるストーカーならばともかく、探偵というのはプロです。
その気になれば、つまり予算や人手を潤沢に使ってよいのであれば、何が何でもついてくるくらいの技能を探偵は持っています。
ですのでここでは、お互いに尾行をしている、されていることに気づいていながら、なおもそれを振り切る、といったアクション映画さながらのことは想定していません。
どういう状況が怪しいのか、それを確かめる術、見破り方はあるのか、ということを説明します。
まず、周囲の状況に敏感になることが大切
まず、周囲の状況に敏感になることです。
例えば出勤時であれば、普段、自宅周辺で散歩している人、停めてあるクルマ、というものに敏感になることです。
そうすることで、何か普段と違う、ということに気づきやすくなります。
ズボンや靴に注目
しかし、それでもなお探偵は周囲に自分を溶け込ませてきます。
多少の注意力では判別し難いものです。
ただ、ストーカーはもちろん、プロの探偵であっても、一般的に大袈裟な変装はしていないということはポイントになります。
メガネや上着、帽子程度での変装が多いですから、これらに注意するとともに、逆にズボンや靴は尾行中においそれと取り替えられるものではありませんから、そこに注目するのも一つの見破り方です。
相手に、自分は警戒しているということを気づかせても良いのなら、例えば人通りの少ない道で何か忘れた振りでもして急にUターンするとかもアリでしょうが、そこまでしても良いことはあまりありません。
先に述べたように、感づかれていようがいまいが、相手はその気になればついてくるからで、探偵の本気度を上げてもあまり良いことはありません。
行動をパターン化しない
さて次に、見破った、あるいは極めて怪しいと感じたとして、どのように逃れるか、ということになります。
これも、基本的に、あるとき突然荒っぽいやり方に出るのはあまり得策ではありません。
普段から、といってもそれは難しければ、尾行に感づいてからでも構いませんが、尾行しにくい人になることが最も効果的です。
別にさほど難しい話ではありません。
通勤での歩く道筋を事あるごとに変える、たまに一駅手前で降りて歩く、立ち寄る店をたくさん持っておく、というように、自分の行動をとにかくパターン化しないことです。
これだけで探偵もストーカーも尾行の難易度が格段に上がります。